不倫夫に潜む別の顔と、不倫女性の闇 ~決して、幸せにはなれない関係~
不倫渦中の夫の豹変ぶりを「まるで別人化してしまったようです」
カウンセリングでそう表現される方は少なくありません。
そんなご主人を目の当たりにすると、これまで貴女が知っていたご主人とのギャップに戸惑ってしまいますよね・・・。
「いったい夫の本当の姿はどっちなのか?」分からなくなり、混乱していませんか?
「私の夫は、こんな人ではなかった」
「私が知っている夫は、どこへ行ってしまったのか?」
確かに、貴女の記憶の中にしっかりと刻み込まれたご主人それがご主人の本来あるべき姿なのだと思います。
妻として、そんなやるせない思いが沸き上がってくるでしょう。
そこから遠くかけ離れ、今、貴女を苦しめているご主人そんな今のご主人を受け入れがたい気持ちがあるでしょう。その背景に、不倫女性の存在があることは否めません。
それでも、今のご主人の一面も、実は、元々ご主人の中にあったもう一つの顔なのではないでしょうか?
その一面が不倫問題によってあぶり出されているカウンセリングでお話しを伺っていると、そう感じることが多々あります。貴女もご主人の何気ない言動に対して、心が過剰に反応していませんか?
ご主人の偉そうな態度や、我が儘な言動が鼻につくその度に、腹立たしく感じてしまう。
ただでさえ、不倫をされた妻達には、凄まじい心の葛藤が生じます。
それに加え、傍若無人な振る舞いも見られれば、尚更、心穏やかではいられませんよね・・・。
「何なの?その態度は…。」「何で、そんな偉そうに出来るの?」
「自分がどれだけ酷いことしたか分かっているの?」
「いい加減にして!ふざけるな!」
貴女の心の声は、そう叫びたいのに、せっかく回復してきた夫婦関係を壊したくないその為に、波風を立てないよう、ぐっと飲み込み、貴女の心の中に納めようとしてはいませんか?
不倫をした夫は、聖人君子ではありません。不貞をしてしまった時点で、一時の感情や欲望に流され、
自分の感情をコントロールすることが出来なかったのです。
後先考えずに、軽い気持ちで、不倫をしてしまったという夫もいるでしょう。
そんな未熟な夫達は、日頃から
自分の感情をコントロール出来ずに、つい、妻に対して、傍若無人に振る舞ってしまうことが多いのではないかと思います。
そんな態度を取られれば、妻としては、当然面白くないでしょう・・・。
ただ、本人は、その時の気分に流されているだけで、
妻を蔑ろにしているという意識はないのかもしれません。
また、元々傍若無人だったわけではなく、不倫を機に、だんだんと豹変してしまったそんな不倫夫も多いものですが、その根底には、夫なりに感じている
罪悪感があるでしょう。
本来は、優しく穏やかな性格だったとすれば、余計に罪悪感が重くのしかかり、
抱えきれなくなった反動から、豹変しているのではないでしょうか?いずれにしても、妻としては、混乱するでしょう。
でも、優しく穏やかだった頃の夫、豹変してしまった夫、どちらもまぎれもなく
貴女のご主人であり、不倫問題を機に、これまで隠されていたご主人のもう一つの顔それが浮き彫りになったとも言えるのです。
中には、心の中では、妻に悪いことをしたと反省していても、男の面子があり、自分の気持ちを上手く表現出来なそんな夫もいるでしょう。
成熟した大人の男性なら負の感情は自分自身で解消して欲しいものですよね。
でも、外面が良い夫ほどストレスを溜めやすく、疲れてイライラすると、つい家族に当たってしまう。そのようなことが多いように感じます。
つい、腹立たしく感じてしまう夫の言動それは、見方を変えれば、それだけ妻に心を許しているだから素の自分をさらけ出しているそう捉えることも出来るのではないでしょうか?
そして、
不倫女性に対しては同じように振る舞えないそんな不倫夫も、多いものです。
私よりも、不倫女性の方が大切にされている今の貴女はそう感じているかもしれませんね。
でも、カウンセリングでお話しを伺っていると、一概に、そうとは言い切れないそう感じるケースが多々あります。
不倫者達は、それだけまだ自分自身を取り繕わなければ成り立たないそんな薄っぺらい関係の二人だと感じるのです。
そして、現実逃避しているご主人には不倫女性の真の姿も、見えてはいないのです。
妻と不倫女性夫婦関係と不倫関係この比べるにも値しない全く次元の違う存在・関係性どちらが尊い存在で、深みのある関係性であるか・・・。
今更言うまでもないでしょう。
渦中では、どうしても、不倫女性の方が大切にされ、愛されているそんな風に感じてしまうでしょう。
でも、本当にそうでしょうか?
もし、そうだとしたら・・・。
何故、ご主人は、既婚でありながら、一時の感情に流され、後先考えず無責任にも、その女性と不倫関係に陥ったのでしょうか?
本当に大切なら、何故、今でも不倫という不安定な関係をその女性に強いているのでしょうか?挙げ句の果てに、不倫が終結したら、何故、あっさりと家庭に戻るのでしょうか?
本当に不倫女性が大切で、愛していたなら・・・。無責任に不倫関係をスタートさせるべきではないし、不倫女性に操を立てて、何年かかっても妻と離婚しようとするのではないでしょうか?
ご主人にとって、不倫女性は、所詮その程度の存在なのではないでしょうか?多くの不倫夫達が、不倫女性に貢いだり、歯の浮くような台詞を言って優しくするのは、一時的な高揚感や、刺激を得られるからでしょう。
妻から不倫夫を略奪したい一心で、必死に嬉しそうに振舞ったり、感謝したり、称賛したりする不倫女性達・・・。
そんな不倫女性の姿が、余計に不倫夫の男としてのプライドを刺激するのかもしれませんね。妻としては、つい不倫女性に嫉妬してしまうでしょうが、冷静に考えてみると、夫が不倫女性に与えたものは、自己満足という見返りを得る為自己の承認要求を満たす為だと感じませんか?
夫の為、家族の為・・・と今まで精一杯頑張ってきた貴女夫に裏切られ、傷ついても夫婦関係修復を願う貴女そんな貴女こそ、ご主人に大切にされ、愛されるべきですよね。それなのに、今は、ご主人の心が、貴女に向いていないそう感じてしまうのは、とても苦しいでしょう。
でも・・・
今は、現実逃避し、不倫という熱病に侵されているご主人であっても、本当に貴女に相応しいご主人なら、いつか妻である貴女の真価に気づくのではないでしょうか?もし、最後まで、そこに気づくことなく、不倫女性を選んだり、性懲りもなく不倫を繰り返すご主人だとしたら・・・。
その時、本当に尊い存在を失うのは、浅はかなご主人の方ではないでしょうか?本当に大切にすべき存在にいつまでも気づけない夫本当に大切にすべき存在を大切に出来ない夫本当に大切にすべき存在を傷つけ続ける夫そんな無責任で薄情な自分勝手な男と、不倫という刹那的な関係を続けても不毛でしかないのに・・・。
そんな不毛な関係を続けていけばいくほど、いずれ自分自身の心がすり減り、蝕まれて行くことも分からずに、妻よりも、自分の方が大切にされ、愛されているそう勘違いをする不倫女性の浅はかさ・・・。
でも、そんな不倫女性が感じている一時の自己満足、勘違いそれは、時間の経過と共に、不倫関係という何の保証もない不安定な立場そこにいることへの不安感や、いつまでたっても妻へと昇格できない焦りから、妻である貴女への猛烈な嫉妬へと変わって行くでしょう。貴女とご主人の離婚が成立しない限り、不倫女性は、永遠に妻の座を手に入れることは出来ないのですから・・・。
そして、離婚が成立したとしても、もう結婚はこりごり・・・と、不倫女性との再婚を渋る夫も多いものです。不倫女性に対して、「もう許せない!これ以上我慢できない!」と、
法的手段に出ざるを得ない場合もあるでしょう。
それも、妻だからこそ、与えられた正当な権利です。
結局は、今後の不倫女性の運命は、妻である貴女の手中にあるそう言えるのではないでしょうか?貴女が思う程、不倫女性は幸せではないのです。
そもそも、幸せなら、
不倫という闇の世界へ足を踏み入れることなく、現実のパートナーとの絆をもっと深めることや、独身者との健全な恋愛へとエネルギーが向いていたのではないでしょうか?
そして、人を傷つけてまで強引に奪ったものは、今度は、自分が奪われる立場になるというのも世の常です。
辛い時は、どうしても、不倫女性に必要以上に嫉妬をしてしまうでしょうが、冷静に考えれば、不倫女性は、貴方が嫉妬をするにも値しない存在だとも、言えるのです。
「私よりも、不倫女性の方が大切にされて、愛されている…」その思いが強くなってしまった時、視点を変えてみると、先が見えない不倫関係にいつまでも溺れているご主人と不倫女性そんな二人の姿は、貴女の目にどう映るでしょうか?
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